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ナノファイバー技術普及のために、
ご要望に応じて各種ナノファイバーシートの試作や
エレクトロスピニング法の技術相談、実習講習会を⾏います。
お気軽にお問い合わせください。
ABOUT
近年、医薬品分野では抗体医薬品や新型コロナウイルスワクチンに代表されるRNA医薬品や遺伝子治療など治療手段(モダリティ)が多様化しています。特に新規医薬品は安定性や吸収性に問題を抱えていることが多いため、効果を最大限に発揮できる製剤化技術が強く望まれています。このような背景の中、電界紡糸(エレクトロスピニング)法により調製される高分子ナノファイバー(ナノ繊維)は、医薬品製剤化プラットフォームになると期待されています。高分子ナノファイバーは、経口製剤(錠剤やフィルム製剤など)、外用剤(貼付剤)、舌下フィルムなど粘膜適用製剤、吸入剤などに様々な剤形に応用することが可能です。
エレクトロスピニング法は熱を使わないマイルドな条件下で液体原料を直接固形化することができます。本講座では医薬品だけでなく、不安定な化合物を扱うことが多い機能性食品や化粧品分野にも積極的な応用展開を行っています。
三菱ケミカル株式会社の支援により2022年4月に本寄附講座を立ち上げました。岐阜薬科大学製剤学研究室と連携してメディカルナノファイバーを新剤形として開発(創剤)し、研究成果の社会実装が本寄附講座の目標です。また、薬学と工学の両方を理解し医薬品開発に貢献できる人材育成を目指します。

社会実装に向けた共同研究の推進
ナノファイバー技術の医薬品、機能性食品、香粧品分野への応用に興味がある方は、産官学問わずお問い合わせください。
学部生・大学院生募集
新しい剤形としてナノファイバー技術を研究する過程で、創剤学、製剤学、ドラッグデリバリーシステムを深く学ぶことができます。社会人で学位取得を考えられている方も歓迎です。
ANNUAL REPORT
RESEARCH
ドラッグデリバリーシステム(DDS)や製剤化プラットフォームとしてナノファイバーを活用し、
産官学連携により研究成果を社会実装することを目指します。
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ナノファイバー基剤の探索と開発
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難水溶性薬物の溶解性改善を目指した
ナノファイバー固体分散体の開発
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バイオ医薬品・核酸医薬品など
新しいモダリティに対する
製剤化技術としてのナノファイバー応用
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